4️⃣
ターゲット国のキーワード調査方法
💡 越境販売を伸ばしたいショップ様向け 売上アップガイド 『グロースナビ』
よく見られているページ
訪日外国人の旅マエのプランニングの段階で”見つかる”を実現するインバウンド向け店舗誘導最適化サービス「インバウンドナビ™」リリース!
ナビゲーション
📌 News
グロースナビブログ2025/4/5 21:432025/5/5 13:59🛫 まずはここから
💻 学習コンテンツ
海外アクセス講座
訪日インバウンド対策講座
🎥 動画学習コンテンツ

🌟施策事例
「翻訳しただけのキーワードで海外ユーザーに届く」と思っていませんか?
実際には、日本語のキーワードを直訳しただけでは、現地ではまったく検索されていないというケースも珍しくありません。
たとえば、「スニーカー」は日本で一般的な表現ですが、アメリカでは「running shoes」「sneakers」「trainers」など、文脈や地域によって表現が異なります。
海外SEOにおいて成果を出すには、「現地で実際に検索されているキーワード」を使うことが不可欠です。
この記事では、ターゲット国ごとのキーワードをどのように調査すればよいか、基本から具体例までを解説します。
検索キーワードには国・地域ごとの“クセ”がある
海外では、同じ商品であっても以下のような違いがあることが多くあります。
- 呼び方が異なる(例:「エコバッグ」→ reusable bag / tote bag)
- 用途や関心が異なる(例:保湿クリーム → 夏より冬に検索が集中)
- 文化的背景や価値観の違い(例:ギフト文化、サイズ展開、素材のこだわり)
つまり、日本でよく使われる検索キーワード=海外でも通用するとは限らないのです。
キーワード調査に使える代表的なツール
キーワード調査は、以下のようなツールや方法を活用して行うのが一般的です。
ツールによって取得できる情報の深さや種類が異なるため、目的に応じて使い分けましょう。
ツール/方法 | 対応国 | 特徴 |
---|---|---|
Google キーワードプランナー | 全世界(Google広告経由) | 地域・言語を指定して検索ボリュームを確認可能。競合性や広告単価もチェックできる。Google広告アカウントが必要 |
Googleトレンド | 全世界 | 時系列での検索ニーズの変化や、地域ごとの人気比較が可能。季節性や話題性を把握するのに適している |
Ahrefs/SEMrush(有料) | 全世界(主要国) | 検索ボリュームや関連語、競合サイトが獲得しているキーワードの分析に強み。中上級者向け |
Ubersuggest(無料機能制限あり) | 多言語対応 | 初心者向けのUI設計。無料でも利用可能だが、検索回数や結果表示に制限あり。有料プラン(月額制)で機能拡張が可能 |
Amazonの検索サジェスト | 各国Amazon | EC市場で使われるキーワードを把握するのに適している。特に商品カテゴリや購買意図を読み解く際に有効 |
SNSハッシュタグ検索(Instagram・X など) | 利用国に応じて | 実際のユーザーが使っている自然な言葉を把握できる。略語やスラング、ニッチなトレンド表現の発見にも有効 |
調査ステップ:例を交えて解説
ここでは、「アメリカ市場で日本の化粧品を販売する」場合を想定して、キーワード調査のステップを具体的にご紹介します。
ステップ1:ターゲット国と商品カテゴリを明確にする
まずは、「どの国で、どんな商品を売りたいか」を明確にします。
例)ターゲット国:アメリカ、商品カテゴリ:日本製スキンケア(保湿クリーム)
ステップ2:現地での呼び方・言い回しを調べる
Google翻訳で基本的な単語を確認したうえで、SNSやAmazonのレビューを活用してネイティブユーザーの実際の表現を調査します。
- Instagramで「#moisturizer」「#japaneseskincare」などを検索
- 英語圏の投稿を読み、「どんな言葉と一緒に使われているか」を確認
ステップ3:検索ボリュームや関連語を確認する
GoogleキーワードプランナーやUbersuggestを使って、以下を調査します。
- 「moisturizer」「hydrating cream」「japanese face cream」などの月間検索数
- 類語、共起語、検索の傾向
- 検索の競合性(広告出稿の多さや上位サイトの強さ)
ステップ4:Googleトレンドで検索傾向を見る
地域や季節によって検索ボリュームは大きく変化します。
Googleトレンドで、検索されやすいタイミングを把握します。
例:
「hydrating cream」は冬に上昇、「oil-free moisturizer」は夏に増加傾向 など
ステップ5:自社商品に合うキーワードを絞り込む
調査したワードの中から、自社商品の特徴(成分・効果・価格帯)に合ったキーワードを選び、コンテンツや商品ページに反映させます。
補足:SNSでのハッシュタグ調査を活用するコツ
- 国・言語ごとに使われる言葉は異なるため、現地語での検索が基本
- トレンド性の高いテーマ(ファッション、美容、ガジェットなど)は特に効果的
- 「#japaneseskincare」などで併用されている他のタグにも注目すると、思わぬ発見がある
まとめ
翻訳されたキーワードではなく、現地で実際に検索・言及されている言葉を使うことが、海外SEOでは非常に重要です。
キーワード調査は、検索ツールだけでなく、SNSやレビューなどユーザーの声を観察することも大切なヒントになります。
次回は、調査したキーワードをもとに、現地ユーザーに伝わる「多言語コンテンツの作り方」について解説していきます。