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海外SEOで対応したほうが良いポイント8選

海外SEOと国内SEOの違い

Webサイトを多言語展開する場合、検索エンジンに正しく情報を伝えないとページの内容が理解できず検索エンジンからの流入を見込めないリスクがあります。ページに記載されている内容を翻訳するだけでは不十分です。各国の文化・法律・検索行動に沿ってキーワード選定やコンテンツ作成の必要があります。
また、検索エンジンのシェアが国ごとにことなります。日本ではGoogleのシェアは80.22%ですが、ロシアではYandexで72.31%もシェアを持っています。
他にも、国内SEOでは意識しないで良かったようなサーバーやURL構造などにも対応が必要になります。
 
 

海外SEOでやるべき最適化

言語ごとにディレクトリかドメインを分けてページをつくる

1つのページの中に複数の言語が含まれていると、検索エンジンはページをうまく理解できず、検索結果に正しく表示することができません。そのため、言語別にページを分けて表示する必要があります。
Googleの公式でも以下のように記載されています
Google では、ページの各言語のバージョンに異なる URL を使用することをおすすめします。Cookie やブラウザの設定を使用してページ上のコンテンツの言語を調整する方法はおすすめしません。 https://developers.google.com/search/docs/specialty/international/managing-multi-regional-sites?hl=ja#use-different-urls-for-different-language-versions
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詳しくは以下ページをご覧ください。

ドメインはccTLDかgTLDを使う

海外向けのWebサイト(例:多言語サイト)で使用されるドメインは、以下の分類で区分することができます。
  • 国別コードトップレベルドメイン名(ccTLD)
  • ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)
順番に解説します。

ccTLD

ccTLD(国別コード トップレベル ドメイン)とは、国内トップレベルドメインと言われ、各国に割り当てられた固有のドメインとなります。(例: .de はドイツ、.cn は中国)
検索ユーザーも検索エンジンも、ccTLDのサイトであれば特定の国をターゲットにしていることをすぐに認識できます。

gTLD

gTLD(ジェネリック トップレベル ドメイン)とは、特定の地域に関連付けられていないドメインです(.com や .org など下記に示すドメイン)。特定の地域に関連付けられていないので、検索エンジンにはターゲットとする国をhreflangタグなどを使用して、明示的に示す必要があります。
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詳しくは以下ページをご覧ください。

hreflangタグを設定する

言語ごとに異なるページを作成したら、属性を使って、Googleが検索結果に適切にページを表示できるようにする必要があります。
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詳しくは以下ページをご覧ください。

言語別のXMLサイトマップを作成・送信する

多言語ページのあるサイトでは、言語ごとにXMLサイトマップを作成し検索エンジンに伝えることを推奨します。XMLサイトマップはページをリスト化したファイルのことで、XML形式にすることで検索エンジンが読み取り効率的にページを発見してくれます。
 
言語別に作ることで、各言語のページの存在を検索エンジンに明示的に伝えられるため重要です。
  • sitemap_ja.xml(日本語ページ用)
  • sitemap_en.xml(英語ページ用)
  • sitemap_zh-hans.xml(中国語簡体字ページ用)
 
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詳しくは以下ページをご覧ください。 XMLサイトマップの作成と送信

サーバーはCDNを利用する

一般的に日本語サイトを運用していればサーバーは日本にあり、海外ユーザーがアクセスする場合、海外から日本のサーバーへアクセスすることになります。そうなると、サイトの表示速度は遅くなり離脱に繋がりますし、表示速度が遅くなればSEOでも不利になります。
 
ですが、国ごとにサーバーを設置して言語ごとにサーバーを切り替えるというのは、費用も手間も膨大になり現実的ではありません。
 
そのため、おすすめなのがCDN(Content Delivery Network)です。CDNは、Webコンテンツの配信を効率化するためのネットワークシステムです。主な役割は、Webサイトやアプリケーションのコンテンツ(画像、動画、CSSファイル、JavaScriptなど)をユーザーに迅速に届けることです。
CDNは世界中に分散されたサーバー群を持ち、ユーザーに最も近いサーバーからコンテンツを配信することで、読み込み速度を向上させる仕組みです。
 
いくつかのCDN業者に、どの国に対して強みがあるのか、などを確認して決めると良いでしょう。

現地語や文化などローカライズしたSEOキーワードを選定する

キーワードの直訳ではなく、現地の文化や言語に合った言葉を選ぶことが大切です。同じ言葉でも国や地域によって検索意図や人気キーワードが異なることが多いため、ターゲット国の検索行動やトレンドを調査しましょう。
例えば、「靴」は英訳すると「Shoes」となりますが、イギリス、オーストラリア、カナダなどの英語圏ではフォーマルな表現として「footwear」と呼ばれます。
Googleキーワードプランナーなどを用いて、現地で使われているキーワードを調べるとよいでしょう。
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詳しくは以下ページをご覧ください。

質の高い翻訳でページを作る

ローカライズしたSEOキーワード選定と同じですが、コンテンツも同様に現地にローカライズされた文章で作成しましょう。
現地の文化などをすべて理解するのは難しいので、翻訳ツールなどを活用するのも1つです。ただし、機械翻訳だとエリアごとの文化に配慮した翻訳はできないため、安価に利用できる「Shutto翻訳」などを活用するのもおすすめです。
 

現地のページから被リンクを獲得する

対象国の企業サイトなど、現地の住所や電話番号、現地の言語で記載されているようなページから被リンクを受けると、検索エンジンはリンクを受けたページをその地域に関連性のあるページと判断します。
ただし、現地のページがリンクするべきと判断しないと当然ながらリンクを受けることは難しいため、時間がかかる施策になります。
現地の企業や組織との提携、現地メディアへのプレスリリース、業界サイトやディレクトリへの登録、インフルエンサーとのコラボレーションなどが効果的な施策として挙げられます。